Item
Harmonic Speaker 空 2025(S-3)
サイズ:口径:130
全長 上辺:390 底辺:400
高さ:150
台 座:桐(会津産)
特記1:2024年新月日伐採竹使用。両端及び中央の3節タイプ。昨年伐り出した材からの3節タイプは今のところ2台のみ。3節ということは一番根元に近い部分ということですが、その1番の特徴は材の厚みが他の部分に比して何割も厚みがあるということです。厚みがあると、ひびきに「しっかりとした」感覚が乗ってきます。硬めの材であれば硬質で重量感が生まれ、柔らかめであれば柔和で温かみのある響きが得られます。
この材は、どちらかということ硬質で重量感のある響きの方です。
特記2:正面、開口部、右から2番目と3番目の間の部分に若干ヒビが生じましたので、補修してあります。補修して3ヶ月が経ちましたが、おそらくこのまま大丈夫だろうと思いましたの、出品いたしました。個人的には気に入っている響きす。その分、価格調整をしておりますので、ご理解のいただける方に
お求めいただけたら幸いです。
特記:3 内部の細工は極力小ぶり、かつ薄く、してあります。狙いは、高音部の音質の質感に好影響をもたらしたいとの意図です。例えばバイオリンの高音部など、一般にキツい印象になりがちですが、その感じがより自然に、耳に馴染みやすい音質になって響いてくると思います。
自然素材の魅力
木や竹といった自然素材の音響的な魅力は、なんと言ってもその倍音成分の豊かさです。ここでは、Harmonic Speaker 空 の素材となっている竹素材についてまとめてみます。
形態的特徴
周知の如く、竹の形態的な特徴の一つは、円筒形であることです。独自の共鳴空間を有していると言えます。
偶数の倍音成分
一般に、竹素材は偶数の倍音成分が多く含まれ、それによって暖かみや柔らかさのある豊かな音色が引き出されると言われております。(奇数の倍音成分の場合は、シャープで明るく、時によっては耳障りな音色を生み出すと言われております)
ルーム・チューニング材としての役割
金属部分が大半のオーディオ機器が置いてあるオーディオルームにあって、竹素材の持つ自然な暖かみのあるひびきが、深みのある音楽再生に寄与します。特にクラシックやジャズのようにアコースティック楽器がメインの音楽ジャンルにおいては、最適なルームチューニング材の一つと言えるでしょう。
竹繊維の構造
基本的に竹繊維はほぼ平行に走っていると言われていますが、現場の感覚から言えば、ほんの少し螺旋状の要素が含まれていると感じます。また節部分では複雑に繊維が絡み合っている構造をしており、これによって応力が分散され、竹独特のしなやかさが生まれているようです。このしなやかさは音響的にも現れており、より生命感のある音を感じさせてくれる要因になっています。
材の個体差
同じ竹素材でも、密度の高いものはクリアーで高質感のある音になり、密度の低いものは柔らかな音を生む傾向にあります。
また極限まで薄くし、軽量化をはかればはかるほど、高い周波数に反応しやすくなりますので、スピーカーから出る高音成分のリアリティが格段に増してきます。
大きさ(全長)による違い
豊かな低音を得ようとしたら、絶対的な長さが必要になります。また迫力のある低音を目指す場合は、絶対的な径の大きさも必要となります。
以上、簡単に竹素材の音響的な特徴をまとめてみました。
Harmonic Speaker 空は上記を踏まえた上、個人的な感性によってのみ現在の形を追求していきました。精密な音響測定器や複雑な音響工学上の計算式を用いれば、より完成度の高い形を導くことは可能であると思われます。
全長 上辺:390 底辺:400
高さ:150
台 座:桐(会津産)
特記1:2024年新月日伐採竹使用。両端及び中央の3節タイプ。昨年伐り出した材からの3節タイプは今のところ2台のみ。3節ということは一番根元に近い部分ということですが、その1番の特徴は材の厚みが他の部分に比して何割も厚みがあるということです。厚みがあると、ひびきに「しっかりとした」感覚が乗ってきます。硬めの材であれば硬質で重量感が生まれ、柔らかめであれば柔和で温かみのある響きが得られます。
この材は、どちらかということ硬質で重量感のある響きの方です。
特記2:正面、開口部、右から2番目と3番目の間の部分に若干ヒビが生じましたので、補修してあります。補修して3ヶ月が経ちましたが、おそらくこのまま大丈夫だろうと思いましたの、出品いたしました。個人的には気に入っている響きす。その分、価格調整をしておりますので、ご理解のいただける方に
お求めいただけたら幸いです。
特記:3 内部の細工は極力小ぶり、かつ薄く、してあります。狙いは、高音部の音質の質感に好影響をもたらしたいとの意図です。例えばバイオリンの高音部など、一般にキツい印象になりがちですが、その感じがより自然に、耳に馴染みやすい音質になって響いてくると思います。
自然素材の魅力
木や竹といった自然素材の音響的な魅力は、なんと言ってもその倍音成分の豊かさです。ここでは、Harmonic Speaker 空 の素材となっている竹素材についてまとめてみます。
形態的特徴
周知の如く、竹の形態的な特徴の一つは、円筒形であることです。独自の共鳴空間を有していると言えます。
偶数の倍音成分
一般に、竹素材は偶数の倍音成分が多く含まれ、それによって暖かみや柔らかさのある豊かな音色が引き出されると言われております。(奇数の倍音成分の場合は、シャープで明るく、時によっては耳障りな音色を生み出すと言われております)
ルーム・チューニング材としての役割
金属部分が大半のオーディオ機器が置いてあるオーディオルームにあって、竹素材の持つ自然な暖かみのあるひびきが、深みのある音楽再生に寄与します。特にクラシックやジャズのようにアコースティック楽器がメインの音楽ジャンルにおいては、最適なルームチューニング材の一つと言えるでしょう。
竹繊維の構造
基本的に竹繊維はほぼ平行に走っていると言われていますが、現場の感覚から言えば、ほんの少し螺旋状の要素が含まれていると感じます。また節部分では複雑に繊維が絡み合っている構造をしており、これによって応力が分散され、竹独特のしなやかさが生まれているようです。このしなやかさは音響的にも現れており、より生命感のある音を感じさせてくれる要因になっています。
材の個体差
同じ竹素材でも、密度の高いものはクリアーで高質感のある音になり、密度の低いものは柔らかな音を生む傾向にあります。
また極限まで薄くし、軽量化をはかればはかるほど、高い周波数に反応しやすくなりますので、スピーカーから出る高音成分のリアリティが格段に増してきます。
大きさ(全長)による違い
豊かな低音を得ようとしたら、絶対的な長さが必要になります。また迫力のある低音を目指す場合は、絶対的な径の大きさも必要となります。
以上、簡単に竹素材の音響的な特徴をまとめてみました。
Harmonic Speaker 空は上記を踏まえた上、個人的な感性によってのみ現在の形を追求していきました。精密な音響測定器や複雑な音響工学上の計算式を用いれば、より完成度の高い形を導くことは可能であると思われます。
