Item
Harmonic Speaker 海 2025(7-1)
サイズ:全高470
台座部:直径165 厚み65
背部:直径142 開口部幅120
筒状部:長さ318 直径80
Sound Core 筒 全長202 口径15
Sound Core 薄板 全長180 幅20 厚み1mm未満
個体特記:台座はミズナラ材。音響的にはバランスの良い優秀材だと思います。重厚にしています。安定感を得るためです。反対にそこから垂直に立つポール部分は可能な限り華奢にしました。敏感に反応する様にです。
写真をご覧いただくとわかりますが、中央の筒の中に板状のものと、細いパイプ状のものが垂れ下がっています。
この部分は非常にデリケートな部分ですが、響きの個性を支える重要な部分でもあります。板状のものとパイプ状のものと、それぞれ別々に使用しても良いですが、一緒に使ってもまた面白い効果が得られます。その際、どちらを内側にするかによってもニュアンスが変わってきます。この辺の現象は、人間の声の個性にも通じるメカニズムなのでは・・・・。
横型の空と縦型の海、併用することでより厚みのある立体感を得ることができます。
自然素材の魅力
木や竹といった自然素材の音響的な魅力は、なんと言ってもその倍音成分の豊かさです。ここでは、Harmonic Speaker 空 の素材となっている竹素材についてまとめてみます。
形態的特徴
周知の如く、竹の形態的な特徴の一つは、円筒形であることです。独自の共鳴空間を有していると言えます。
偶数の倍音成分
一般に、竹素材は偶数の倍音成分が多く含まれ、それによって暖かみや柔らかさのある豊かな音色が引き出されると言われております。(奇数の倍音成分の場合は、シャープで明るく、時によっては耳障りな音色を生み出すと言われております)
ルーム・チューニング材としての役割
金属部分が大半のオーディオ機器が置いてあるオーディオルームにあって、竹素材の持つ自然な暖かみのあるひびきが、深みのある音楽再生に寄与します。特にクラシックやジャズのようにアコースティック楽器がメインの音楽ジャンルにおいては、最適なルームチューニング材の一つと言えるでしょう。
竹繊維の構造
基本的に竹繊維はほぼ平行に走っていると言われていますが、現場の感覚から言えば、ほんの少し螺旋状の要素が含まれていると感じます。また節部分では複雑に繊維が絡み合っている構造をしており、これによって応力が分散され、竹独特のしなやかさが生まれているようです。このしなやかさは音響的にも現れており、より生命感のある音を感じさせてくれる要因になっています。
材の個体差
同じ竹素材でも、密度の高いものはクリアーで高質感のある音になり、密度の低いものは柔らかな音を生む傾向にあります。
また極限まで薄くし、軽量化をはかればはかるほど、高い周波数に反応しやすくなりますので、スピーカーから出る高音成分のリアリティが格段に増してきます。
大きさ(全長)による違い
豊かな低音を得ようとしたら、絶対的な長さが必要になります。また迫力のある低音を目指す場合は、絶対的な径の大きさも必要となります。
以上、簡単に竹素材の音響的な特徴をまとめてみました。
Harmonic Speaker 空は上記を踏まえた上、個人的な感性によってのみ現在の形を追求していきました。精密な音響測定器や複雑な音響工学上の計算式を用いれば、より完成度の高い形を導くことは可能であると思われます。
ぜひ、自然素材の奥深さを体験してください。
このショップ内のブログをぜひ参照してください。
Harmonic Speaker 海 について。
https://hibikinosato.thebase.in/blog/2025/02/24/191413
台座部:直径165 厚み65
背部:直径142 開口部幅120
筒状部:長さ318 直径80
Sound Core 筒 全長202 口径15
Sound Core 薄板 全長180 幅20 厚み1mm未満
個体特記:台座はミズナラ材。音響的にはバランスの良い優秀材だと思います。重厚にしています。安定感を得るためです。反対にそこから垂直に立つポール部分は可能な限り華奢にしました。敏感に反応する様にです。
写真をご覧いただくとわかりますが、中央の筒の中に板状のものと、細いパイプ状のものが垂れ下がっています。
この部分は非常にデリケートな部分ですが、響きの個性を支える重要な部分でもあります。板状のものとパイプ状のものと、それぞれ別々に使用しても良いですが、一緒に使ってもまた面白い効果が得られます。その際、どちらを内側にするかによってもニュアンスが変わってきます。この辺の現象は、人間の声の個性にも通じるメカニズムなのでは・・・・。
横型の空と縦型の海、併用することでより厚みのある立体感を得ることができます。
自然素材の魅力
木や竹といった自然素材の音響的な魅力は、なんと言ってもその倍音成分の豊かさです。ここでは、Harmonic Speaker 空 の素材となっている竹素材についてまとめてみます。
形態的特徴
周知の如く、竹の形態的な特徴の一つは、円筒形であることです。独自の共鳴空間を有していると言えます。
偶数の倍音成分
一般に、竹素材は偶数の倍音成分が多く含まれ、それによって暖かみや柔らかさのある豊かな音色が引き出されると言われております。(奇数の倍音成分の場合は、シャープで明るく、時によっては耳障りな音色を生み出すと言われております)
ルーム・チューニング材としての役割
金属部分が大半のオーディオ機器が置いてあるオーディオルームにあって、竹素材の持つ自然な暖かみのあるひびきが、深みのある音楽再生に寄与します。特にクラシックやジャズのようにアコースティック楽器がメインの音楽ジャンルにおいては、最適なルームチューニング材の一つと言えるでしょう。
竹繊維の構造
基本的に竹繊維はほぼ平行に走っていると言われていますが、現場の感覚から言えば、ほんの少し螺旋状の要素が含まれていると感じます。また節部分では複雑に繊維が絡み合っている構造をしており、これによって応力が分散され、竹独特のしなやかさが生まれているようです。このしなやかさは音響的にも現れており、より生命感のある音を感じさせてくれる要因になっています。
材の個体差
同じ竹素材でも、密度の高いものはクリアーで高質感のある音になり、密度の低いものは柔らかな音を生む傾向にあります。
また極限まで薄くし、軽量化をはかればはかるほど、高い周波数に反応しやすくなりますので、スピーカーから出る高音成分のリアリティが格段に増してきます。
大きさ(全長)による違い
豊かな低音を得ようとしたら、絶対的な長さが必要になります。また迫力のある低音を目指す場合は、絶対的な径の大きさも必要となります。
以上、簡単に竹素材の音響的な特徴をまとめてみました。
Harmonic Speaker 空は上記を踏まえた上、個人的な感性によってのみ現在の形を追求していきました。精密な音響測定器や複雑な音響工学上の計算式を用いれば、より完成度の高い形を導くことは可能であると思われます。
ぜひ、自然素材の奥深さを体験してください。
このショップ内のブログをぜひ参照してください。
Harmonic Speaker 海 について。
https://hibikinosato.thebase.in/blog/2025/02/24/191413
